BLOG橋本健二の建築士ブログ

視察研修「大阪関西万博」

仕事のこと

先週に大阪関西万博が閉幕しました。

開幕前や開幕直後はいろいろ報道されましたが、結果的に大きな事故や事件もなく良かったですし、黒字にもなったようです。

私は9月に2度目の訪問をいたしました。

 

1回目は社員旅行で家族も同伴。

今回は、建築設計仲間8名と一緒に行きましたが、メインは大屋根リング。

皆さん言っていたのは「この大屋根リングがなければ来ることはなかった。」

やはりこの大屋根リングの貢献は大きかったと思います。

 

予約が出来ていたのが、この日本館。

「大屋根リングの他に日本館まで入れるなんて思い残すことはないです」

なんて言葉もいただきました。

 

二日目の朝はホテルを出て散歩しながら「グラングリーン大阪」へ。

オフィス、ホテル、中核機能施設、商業施設、都市公園、住宅を有する地区面積約91,150㎡の大規模な複合施設。

地区面積のうち約45,000㎡を占めるのは都市公園の「うめきた公園」で、大阪市と都市再生機構が開発主体となってベースグレードの公園を整備し、三菱地所を代表企業とする民間事業者JV9社がまち全体の魅力を高めるアップグレードを実施した後、大阪市に移管するという公民連携の手法が用いられています。

この大屋根の設計はSANAAです。

 

次に向かったのはまたもや徒歩で30分ほどのところにある横幅たった3メートルのギャラリー。

この時点で皆さん疲れ切っています。

設計は安藤忠雄建築研究所。

2025年1月オープンの新しい建物です。

時間になってもオープンしていないので、オーナーに電話を掛けたところ、今日は閉館日です、と。

私はメールで予約をしていたので、そのことを伝えると鍵を開けてくれました。貸し切りですね。

この建物の特徴はもちろん横幅3メートルという設計条件もありますが、5階部分大開口部のスライド開閉です。

ブログでは伝えきれないのでぜひ行ってみては。

貸し切りなのをいいことに開閉を何度もやってもらいました。

 

その後に向かったのは友安製作所カフェ&インテリアショップ。

大阪の建築家いえば安藤忠雄と村野藤吾。

この建物は村野藤吾が、自身の事務所「村野・森建築事務所」として約50年前に設計し実際に使用されていた貴重な歴史的建造物を村野建築のこだわりを残しながら、友安製作所がカフェ&バーとインテリアショップにリノベーションしたものです。

カフェは大賑わいでした。

 

最後に向かったのは少し前まで日本一の高さを誇っていたビル「あべのハルカス」

地上300メートルからの手ぶらBBQを楽しみました。

 

誤算だったのはBBQ代の他にあべのハルカス屋上入場券2,000円が必要だったこと。

どうりでBBQが安かったと思いました。